
この本はいつも行く本屋さんで平積みになっていたもの。これもひそかなベストセラーなのかも知れない。最初の発行は平成6年で、文庫が出たのも昨年。なのに平積み。つい最近の話。本屋さんで「これを読んで欲しい!」みたいな主張を出すようになったという話なのかなあ。
「本屋大賞」なんてのもあるし。やっぱり本屋さんってのは、読書のプロだからさ。そうでもないか。でも、本屋さんのセンスで思わぬ作品に会ったりすることはあるので。たんに”ベストセラー”だけじゃなく。
で、今回のこの本、売れてるのかどうか。この本屋さんセレクションなのか。ぜんぜんわからないんだけど(調べるのも面倒なの)、読んでよかった。すごい面白いんだよ。
このストレス社会で心が病んだ人が訪れる精神科の先生のお話。患者さんの心を解きほぐすために使うのは昔話とか童話なのだ。不思議だけど、癒される。
いや、「癒される」って言葉を安易に使うのもどうかと思うんだけど。でも、なんか泣けるとこも多し。メンタルの話なので。語り口がうまい、この精神科医。まあ、人の心と対峙する職業の人なので。
テキトーな医者ならテキトーな薬出して終わりですよ。患者さんに親身になって、どうすればいちばん良いのかを試行錯誤。大変な職業なんだけど、金にはならないんだなあ。そんなに。いや、そこを望んでいないからすばらしいと思うんだなあ。
とてもステキなお話ですよ。で、ここで使われるお話。いわゆる昔話にまぎれて『ぐるんぱのようちえん』が入ってる。ぼくのモストフェイバリット作品なのでうれしかった。
posted by 3smallwords at 21:16|
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ココロ(メンタル)
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