2012年01月30日

『おかあさんががんになっちゃった』

おかあさんががんになっちゃったこの本はタイトルのとおり、おかあさんががんになった時に家族はどう対処するの?っていう本。

いや、どうなんだろう。たんたんとつづられる家族の姿。作中ではなんのがんかも明かされてはいません。まあ、それはどうでもいいことなのでしょう。家族はおかあさんのためにできることはしたし、赤の他人がどうこう言うことではないのです。

自分の家族が、もしかして。

心の準備はしておきましょう。たとえできることがないとしても、心の支えには(少しでも)なれるように。頑張りましょうではありません。祈りです。おそらくいうそうことになったら人は無力です。

作者の方にお礼を言いたいです。ありがとうございます。
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2009年12月14日

『夜中にチョコレートを食べる女性たち』

夜中にチョコレートを食べる女性たちこの本は数年前から講演会でぜひとも書きたい内容だと公言していた書籍だ。

世の女性たちにぜひともわかってもらいたいと切に願って書いた本だ。

近年女性の乳がんの低年齢化が問題になっている。乳がんだけじゃない。子宮筋腫や子宮内膜症、いわゆる婦人病。そんな病気は30代前半の女性にはこれまでなかったはず。それが近年、どんどん増えている。しかも低年齢化している。そんな状態に警鐘をならす本だ!これは。

「なかなかチョコレートはやめられないのよね」という女性は多い。ぼくの師とあおぐ人でも同じことを言う。それが大人だ。ある意味しかたないことなのだ。それが人間だから。ぼくの身内でもそうだ。それはとても深い意味を持つのだ。それはどういうことだろうか?

この本では幕内氏がこれまで書かなかった性の問題にまでふみこんでいる。著者がここまで踏み込まなくてはならなかった危機感がこの本の主旨だと思う。引用も多いのだけれど、そうせざるを得ないところもあったのだろう。

幸い評価が高いのか、よく通う書店でも平積みにされていた。みんなどこかで「やばいかも」と思っているのかなあ、と。だって、身内にも若くして乳がんで亡くなった人がいるから。

内容はいつもの幕内秀夫の内容ではある。でも、切り口が違う。伝えたいことをどう表現したら伝わるのか。そういうあせりが感じられて泣ける。女性のみなさん。ぜひ読んでください。続きを読む
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2009年05月11日

『乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか』

乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか

さて、こちらは本やで発売当初に平積みになってたりして。まあタイトルが極端なので「こんなの読まないなあ」とか思ってたんだけども。

こういうひとつの食品でどうこうってのは信じない!ってのは幕内秀夫のおかげでみっちり教え込まれてたつもり。なのに!こともあろうに当の幕内秀夫本人のブログで紹介されてて。あれれーー。とりあえず読んでおかないと。

とりあえずAmazonから引用

内容紹介
●世界15か国で翻訳された、400万部のベストセラー。
●乳がん発症 → 乳房切除 → 5年後に転移 → 2週間後に再々転移 → 放射線療法 → リンパ節に3度目の転移 → 放射線による卵巣摘除 → リンパ節に再度、鶏卵半分ほどの大きさのがん発症 → 牛乳・乳製品・乳牛肉の摂取をやめる → リンパ節のがんが小さくなり消滅 → 15年間一度も再発なし。
……以上が、42歳で乳がんになったプラント教授の乳がんの歩みである。たたいても、たたいても、消えないがんにおびえながら、プラント教授は、自分がなぜ乳がんになったのかを調べ始める。
●プラント教授は、最初に乳がんになったあと、ブリストル・ダイエットという有名ながんの食事療法を取り入れた。これは、油・動物性食品・塩分・カフェインなどをとらず、野菜や果物、ヨーグルトなどを多くとるという食事療法であった。しかし再発! 余命は長くないと、医者からも告げられる。……愕然とするプラント教授は、それでもあきらめなかった。学術論文を読みあさり、まさに命がけで研究を続ける。そしてついに、プラント教授は乳がんの真犯人を探り当てた。それから15年。プラント教授の乳がんは一度も再発していない。
●プラント教授が本書でその研究を発表したとき、多くの科学者がこれを批判した。だが、一人としてプラント教授の説をくつがえすことはできなかった。やがてプラント教授は、医学の発展に貢献したとして英国王立医学協会の終身会員となる。そしてもちろん、いまも元気で活躍を続けている。
──私が乳がんになる2年前に、このような本が出ていたら、私が乳がんになることはなかったであろう。──ジェイン・プラント。


引用終わり。

さて、この本。みずからのがんに対して科学者として多くの論文から真犯人を探り当てる著者の物語としてかなり読み応えがある。著者は科学者であるので論文の読み方には精通している。ただ、この本がよくある本と違うのは当事者が医師でもなく、生物学者でもないところだ。分野が違うのだが、それゆえにへんなバイアスがかからずに冷静に自分の病に対処できたのではないのだろうか。

さて、その犯人とは結局乳製品なのだが。日本でも乳製品はいいか、悪いか?といった論争が一部であったのだが。知らない人もいるかも。

日本人にとって乳製品は不要、といった感じで一部で納得した感はあったのだが、西洋人にも害があるとは。

うーん。こういう言い方は誤解を招くか。

まあ、論文なんてのはそのデザインから、その結果の読み方によって結論はその研究者による部分が大きいし、読み手によってもかわるものなので。論文が絶対ということもないんだけども。この著者は自分の身をもって証明したみたいにも読み取れるのだが。

さて、前述の幕内氏は自分で紹介しといて、読後に「やっぱりひとつの食品で語るのはうんぬん」とか言ってたんだけども(うろおぼえ)、影響力がある人がうかつに本の紹介したらその後の感想まで読まない人もいるんだろうから注意したほうがいいかもね、とか思った。でも、その後も紹介してたから問題ないかもな。結果的に。

なんて話はわりとどうでもよいです。失礼しました。

乳がんになりたくない人は牛乳はひかえたほうがいいと思います。どうしても好きな人は頻度を減らしましょう。ぼくもチーズは好きなのですが摂取頻度は低くしてます。そんなに好きでもないのに健康のために牛乳飲んでる人は即刻やめてください。と、知り合いに言っても聞きませんけどね。

でも大事な家族にはできるだけ控えさせてます。




この本のすごいとこは本文ももちろんだけども、訳者の力量もものすごい。的確な訳注や補足説明など。スポック博士のお話については、いまの日本では知ることのない重要な情報があってびっくりした。おすすめです。




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posted by 3smallwords at 23:36| Comment(0) | 乳がん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『 乳がん治療日記 まんがおっぱいがたいへん!!』

乳がん治療日記 まんがおっぱいがたいへん!!

さて、こちらは趣向をかえて。ってことでもないか。乳がんになった人はどんな感じなのか?葛藤とか悩みとか。精神的にかなりヘヴィーなのでは?とか。心配になって、体験記を読んでみた。文章だとちょっときついかも知れないのでコミックで。

著者は漫画家さん。ふつーの生活してたのに突然乳がんに。その驚きや不安。検査、告知、治療。それでも仕事もしなくちゃいけない。

そして心の変化とか。なんかぐっとくる。

その内容はけっこうためになる。どういう検査をするのか、結果を聞く時の心持ちとか。入院の時の注意点とか。手術にいたるまでの、そして術後はどういう感じなのか。順番にくわしく描写してくれてるので、いざという時に心の準備がしやすいかも。

この本を読む人は乳がんになった人とかその家族がほとんどだと思うけども。いつ自分の知り合いが乳がんになるかも知れない。いや、自分がなるかも知れない(男でもかなり少ないが可能性としてはゼロではないらしい)。

心の準備のため。ってこともないけど、なんかいいお話なので。興味がある人は読んでみてもいいかも。

なんてったってコミックなので読みやすい。あと、悲劇的な終末ではないので。


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「乳がんからあなたを守る食事とライフスタイル』

乳がんからあなたを守る食事とライフスタイル (mag2libro)

乳がんのお話のつづき。こちらは昨今のEBM(根拠にもとづいた医療)を求める人に応える本といっていいかも。乳がんの人が多いだけに、関連の本もたくさん出てる。どれを読めばいいの?という人に科学的にちゃんとしたもの、という安心を与えてくれるのではないのだろうか。世界的な権威のある雑誌に掲載された科学的に評価された論文をもとに、乳がんの予防、および再発予防のためになる情報をわかりやすく紹介している。

主にどういう食事がいいか、というお話である。世界的な論文をもとにしてるだけあって、あやしさがないのがいい。内容も難しくならないような配慮がされている。

とはいえ、食品の話が多く、食事の話になっていない気がする。どういう意味でしょう?

とはいえ、かなりいい本だと思う。食事のおおもとをどこにおくか、という基本を持ってから読むととてもいい本じゃないかと。じゃないと、ひとつの栄養素のために牛乳とかいっぱい飲んだりする恐れがあるからな。
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『乳がんから命を守る粗食法―免疫力を高め、発症・再発を防ぐために!』

乳がんから命を守る粗食法―免疫力を高め、発症・再発を防ぐために!

ぼくのまわりにはがんになった人がけっこういる。健康についてのお話をする機会が多いので、自然とそういう話を聞くことが多いのだと思う。

なかでも乳がんの人がいちばん多い。ある程度の年齢になって乳がんにかかるのはしょうがないとも思える。がんというのが遺伝子の傷によるものとすれば、年齢があがるにつれ、そのリスクがあがるのはまぬがれないものであるから。医学の進歩により長生きできるようになって、その分がんになる確率は高くなる。まあ、それなら納得がいく。

でも乳がんについてはそうとはいえない。どんどん若年齢化している。どういうことだろう?

「あそこのおばあちゃんががんになって」とかよりも「あそこのお嫁さんががんに」なんて話のほうが多くなってるよう。どうしてこんなことになってるんだろう?

ぼくのいとこも30代の若さで乳がんで亡くなった。どうして??

いうそう思いもあり、がん一般についての本もいろいろ読んでみたけど、乳がんについての本もいろいろ読んでみた。

この本は日本でいちばん乳がん患者の食事指導をしてる幕内秀夫の本だ。

乳がんで相談をしにくる女性には特徴がある。食事についての特徴だ。朝はブルガリア人。昼はイタリア人。夜になってやっと韓国人か中国人。どういうことかわかるだろうか?

朝は手軽に健康も考えてヨーグルトにパン。昼はおしゃれにパスタに野菜もとらなければとサラダ。夜にやっとご飯を少しとそれに合うおかず。それでも油ものが多い。

乳がんは食事の影響がもっとも大きいと言われている。それが欧米化した食事のせいだ、と言うのは聞き飽きてるかもしれない。大筋ではそうだろう。それよりもなによりも、米を食べなくなったのが大きな原因ではないだろうか。米は太るから、とかひどい話だと米を食べるとバカになる、とか。日本人はおかしな妄言にふりまわされて、昔から日本人が大事にしてきた主食をおろそかにしてる結果が、若年者の乳がんの増加なのだろう。

米を食べなくなって、かわりに何を食べてるんだろうか。パスタやパンといった小麦粉食品(もちろん輸入小麦)、ヨーグルト、チーズなどの乳製品。パンやサラダに使うバターやオイル。どれもここ50年で急激に消費量が増えたものだ。


ここで間違ってはいけない。米を食べてればいい!という話ではない。長い間先祖の時代から食べてきたものには意味があるし、日本人の体にあっているのだ。米だけ、ではなく米を主食としたみそ汁や漬け物(塩分過多とかいうお題目のせいで悪者にされてる)を基本にした食事が日本人にいちばん合っているというお話。

posted by 3smallwords at 21:37| Comment(0) | 乳がん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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