2006年05月23日

『決定版 がん休眠療法―個人差重視の抗がん剤治療革命』

決定版 がん休眠療法―個人差重視の抗がん剤治療革命

『がん休眠療法』
の続編。ほんとはこの続編のほうから先に読んだのだけど。

前作から数年たってから書かれたこの本。ほんとに新しい薬の出現で向上したがん休眠療法のお話。さらに薬の投与法が練られて効果も上がってるようだ。海外に認められてやっと国内でも認められてきているそうだ。キタノ映画か。

新しい抗がん剤は分子標的剤で、従来の抗がん剤との併用で、がんの増殖をストップさせる力も向上。それでいて、個人差重視で副作用を少なく、最大の効果を得られるようになったと。

明らかに本文での語り口が変化している。確信に満ちた言い方になってる印象が。副作用が強くて、治療は無理だと見放された人にも、「まだうつ手はある!」という希望を与える治療法なのだと思う。

で、この本では代替療法(おそらく自律神経免疫療法も含まれる)にばかり目をむけて、ちゃんとした現代医療を受ける機会が失われる風潮がもっとも恐ろしいとも言っている。患者の選択権は尊重されるべきだと思うが間違った方向にはいかないように!というお話でもある。これまでの抗がん剤治療ではそう言い切ることも難しかったのだということも。難しいね。
posted by 3smallwords at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | がん休眠療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『がん休眠療法』

がん休眠療法
がんは切除したり、抗がん剤で小さくするんじゃなくて、その進行を止めて共存していこう、という新しい治療法のお話。

抗がん剤は副作用が強く、ほとんど延命にも寄与しない、という批判が多いようだ。『抗がん剤は転移促進剤―これからのがん治療』でもそんな話はあったのだけど、そこでちらっと触れられてたのが、少ない量の抗がん剤を使うがんの休眠療法。ということでこの本を読んでみたよ。

ふつうの抗がん剤治療で使われる量は副作用が強すぎて、なかなか効果が出るほど続けられないのだと。続けられたとしても副作用が強く、苦しい思いをして、それでも延命期間はそれほど期待できない。

そこで少ない量で継続的な治療を行う方法が考えられた。少ない量ではがんの消失とか、縮小はそんなに期待はできないけど、増殖をストップさせることはできると。増殖さえしなければ、つまりがんが大きくならなければ生きていける。そういう使い方なら免疫力も落とさず患者の生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を損なうことも少ないいい治療なのでは?

それでも問題はあって。がんの増殖を止める力にも限界があって。しばらくすると増殖を止める力もなくなってしまうそうだ。そういう時にはまた別の抗がん剤を。高血圧とか糖尿病のような慢性疾患と同様にずっと薬を投与していく。

で、まだまだ新薬の開発は続けられているので、なんとか薬を変えながらの延命が可能になるという期待も込めた感じで終わる。
posted by 3smallwords at 02:03| Comment(0) | TrackBack(0) | がん休眠療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。