2006年03月29日

『アメリカ上院栄養問題特別委員会レポート いまの食生活では早死にする―自分の健康を守るための指針』

アメリカ上院栄養問題特別委員会レポート いまの食生活では早死にする―自分の健康を守るための指針
いろんな本でよく出てくる「マクガバン・レポート」という言葉。

ほんとうの健康についての根拠ともいえる報告書のことだ。

EBMとか最近の医学界ではよく言われます。「根拠にもとづいた医療」とかいうらしいですよ。Evidence based medicineの略。変な迷信とか健康法じゃなくて、科学的な実証のあるモノにもとづいた医療とでも申しましょうか。

これまでいろいろな本を読んでは、著者の語り口で「この人の言うことは信頼できそうだ」とか思って読んでいたのですが。それが理論的だったり(そういうふうに思われる、でもいいんだけど)すると信じようかな、と思うよ。

胡散臭い情報が多いこの世の中ですもの。高価なキノコで肝硬変で死にたくないし。

で、いままでいろんな本で読んできた「いい」と思われる方法(おもに食事)はほんとにいいの?。著者だけが言ってる特殊なことなんじゃない?とか。でも多くの人が言ってる「ほんとに健康になる」ための食事は似通っている。これに科学的な根拠が欲しいなあ、と思ってた。

で、この本です。

『子供を救う 給食革命 』のところでも触れたし、『胃腸は語る―胃相 腸相からみた健康・長寿法 』の中にも記述はあったと思う。

1977年にアメリカ上院栄養問題特別委員会(当時、マクガバン委員長)が資料も含めて5000ページを超える膨大なレポートを発表した。このレポートは2年間にわたり世界中から資料を集め、またアメリカ以外の国からも学者を招き証言を求めて出された、きわめて密度の濃いレポートだった(通称マクガバン・レポート)。

ちょっと本から引用(省略あり)しました。Amazonの紹介文も読んでみて。

ここで言われてるのは、
ビタミン、ミネラルの絶対的な不足
牛乳の飲みすぎで起きるカルシウム欠乏症
キレる子どもの乱れた食事
精製されすぎた食品に原因がある低血糖症
”麻薬”になることもある砂糖のこわさ
穀類は精製しないほうがいい

えーと、目次からの項目を引用。
こんくらいだけでもこのblogで出た話の大半は網羅してるのでは?

いままで読んできた本の根拠が1977年にアメリカでは既に報告されてたんだよ。
日本も一部とりいれて真似したけど病気はぜんぜん減ってない。
減らないどころか増えている。
なんで?

一部にはアメリカの健康志向で余った食品が無理矢理日本に輸出とか(今回のBSE問題でもあきらかだし)、戦後の農業生産量の向上による農産物余剰とか(小麦粉余剰でパン食を日本に!運動もしかり)、国内の食品産業の抵抗もありそう(牛乳とか食肉とか、食油業界とか)。マクドナルドが日本に上陸した時には「子どもの味覚をハンバーガーに馴染ませればそのあともえんえんこの味覚についてくる」とかいう戦略もあったそうな。これは別の本で読んだ話だと思うけど。

なにも知らないでマクガバン・レポート以前のアメリカの栄養指導に踊らされてるいまの日本の栄養指導にはなんの未来もない。

この「マクガバン・レポート」で『理想の食事』と言われていた「日本の食」っていうのはもう消えてしまったんだ。欧米のおかしな「栄養学」とやらに毒されて。

変えるならいまのうちだ。
posted by 3smallwords at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | マクガバン・レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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